開発ストーリー
(5)ミズメザクラ

ミズメザクラは
サクラの名前がついていますが
カバノキ科の落葉高木です。

比較的温暖な地方の
山奥にひっそりと育つ木で
家具などの良材として古くから
いろいろな木工芸に
使用されてきました。

樹皮の雰囲気や美しさが
サクラにとてもよく似ていて
葉っぱも、細枝が赤銅色なところも
そっくりなため
「サクラ」と呼ばれています。

そして「ミズメ」は
樹皮を傷つけると水のように
樹液が流れてくることが由来。

カバノキ科の「カバ」は「樺」。
樺という漢字は、
「木」へんに「華やか」と書きます。

いったいどのあたりが
華やかなのでしょう?

育った環境や着生植物などによって
個体差はあるものの
カバノキ科の木は
樹皮が華やかで美しい木ばかりです。

例えば白樺は
白くしっとり落ち着いた雰囲気の
樹皮を持ち

樺の種類によっては
桃色だったり
紫がかっていたり
彩華やかでどれもとても美しい・・・。

なかでもミズメザクラは
銀色の樹皮を持ち
大きな木になると金属を思わせる
光沢へと変化していくそうです。

森の中に点在している木のため
安定して出材されないので
流通に乗らず
樹齢200年ほどの良材はさらに
手に入れるのは容易ではなく
高価な木材だと言われています。

天然木は、形状、用途、価格などによって
木の種類が使い分けられていて

加工した後に
温度や湿度の変化に対して変形が少なく
丈夫なミズメザクラ木材は

扱いにくく加工が難しいため
熟練した職人さんの
研ぎ澄まされた技術が
問われるのだそうです。
このような一筋縄にいかない木材なのに
なぜ職人さんは
ミズメザクラにこだわったのか?

それは、重厚で硬いゆえに
長年の使用に耐え、
使い込むごとにますます美しく、
その存在感を増していき
丈夫であるからです。

ミズメザクラの特徴である
主張のない優しい木目の風合いは
カトラリーにしたときに
他の食器や食材のじゃまになることがなく
おとなしい木目のイメージが
赤ちゃんにピタリあてはまるだろうと
思ったそうです。

何世代にも渡り、
愛情と喜びを持って
使い続けられるように。


ベビースプーンの材料として
古来より百木の長と詠われた
ミズメザクラは最も適している、と
スプーン作家の甲斐さんは
熱く語ってくださったのでした。
木のスプーン  Lua ルーア
木のスプーン Lua ルーア 1,880円(税込)
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カゴに入れる

生産中

商品番号 babu-21521
送料:全国一律 640円(税込)
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